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6.おわりに
参考文献
2009年08月30日 土蜘蛛 | 個別ページ | コメント(0)
● 大陸国家の夢 / 安武 秀岳 / 講談社
● フロンティアと摩天楼 / 野村 達朗 / 講談社
● パクス・アメリカーナの光と闇 / 上杉 忍 / 講談社
● アメリカ南部 大国の内なる異郷 / ジェームス・M・ドーダマン / 講談社
● キング牧師とマルコムX / 上坂 昇 / 講談社
● 新書アフリカ史 / 宮本 正興 ・ 松田 素ニ / 講談社
● ブラック・ムービー / 井上 一馬
● 無敵のブラック・ミュージシャン BLUES・R&B・SOUL / 音楽の友社
● ロックンロール&ポップス辞典 / かまち 潤 / 音楽の友社
● ジミ・ヘンドリクス全アルバム解説 / ジョン・ロバートソン / シンコー・ミュージック
● スーパー・ロックシーン / 水上 はるこ / シンコー・ミュージック
● もっとビートルズ! / 香月 利一 / 音楽の友社
● 非西欧世界のポピュラー音楽 / ピーター・マニュエハ / ミュージック・マガジン
● ジャズ進化・解体・再生の歴史 / 悠 雅彦 / 音楽之友社
● アメリカの秘密 ハリウッド政治映画を読む / 副島 隆彦 / 主婦の友社
● アレックス・ヘイリー、プレイボーイ・インタビュー / あsぎdg;lkじゃうぇおj / 日央アート出版
● ラップ・ヒップホップ / 音楽之友社
● アメリカ・インディアン / フィリップ・ジャガン / 創元社
● ラテン・アメリカ文明の興亡 / 高橋 均 ・ 綱野 徹哉 / 中央公論社
● 侵略の世界史 / 清水 肇八郎 / 祥伝社
他、世界史 教科書
地図帳
辞書
雑誌(レコード・コレクターズ 94.10 / ミュージック・マガジン)など
フリー・ペーパー
CD、DVD、VHS多数
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おわりに/02.筆者と黒人音楽
2009年08月30日 土蜘蛛 | 個別ページ | コメント(0)
筆者が黒人音楽に始めて出会ったのは中学時代で、洋楽では白人のロックより早く出会った。ジェームスブラウンのファンクがラジオから流れてきて、ひたすら繰り返すリズムと異様な熱気にわけのわからない衝撃をうけ、たちまちとりこになっていった。その後も様々な音楽を聞きあさったが、どうしても黒人音楽が一番で、それ以外のものは物足りなく感じてしまう。
時代・ジャンル・国籍問わず共通するこの黒人音楽の魅力の謎を解くためにこの論文は書かれた。それによって始めて発見できたことが幾つもあった。アフリカの土壌、逆境に対する抵抗・団結・ソウル。そして支配者の文化との出会いと融合。アメリカの音楽産業の世界的規模の影響力。それら全てが黒人音楽の魅力を解く鍵であった。
黒人音楽をジャンルや時代にわけず、また音楽のみでなく社会や黒人の思想までを含めて理解し、これを読むことで黒人音楽が今までと違う発見、聴き方に繋がればと思う。
最後に日本について。日本人は黒人と比べるとアメリカから独立を保ち、文化的強制もなく、文化のアイデンティティーを保てる立場にあるはずなのに自らアメリカニズムに仕い、自分の音楽・文化・価値観を捨て、見失っている。日本人も少しは黒人を見習うべきだと思う(真似をすると言う意味ではない)。
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おわりに/01.黒人のなかに残るアフリカ
2009年08月30日 土蜘蛛 | 個別ページ | コメント(0)
黒人は以上のように様々な状況の変化に対して、それに屈しず、文化の独自性を失わず、しかも独自性を発展させてきた。アメリカ南部やジャマイカの黒人英語には今もアフリカなまりが残り、ハイチなどのカリブの島々には「ヴゥードゥー」など西アフリカと同じ神が今も残っている。またラップに聴ける都市の黒人の若者が使う特有の発音や特有の言葉である「スラング」の中にすらアフリカの「発音」のなごりをみつけることができるのだ。今日黒人音楽が世界に広がって、皆に真似されているのは米国が世界規模の音楽産業を発展させ、多国籍企業として世界にレコードを売り、アメリカ音楽の価値が正しいとメディア、広告、映像も駆使して、宣伝している効果が大きい。
しかし黒人音楽はアメリカ国内では長い間黒人のみのための音楽だった。アフリカから奴隷として連れてこられた彼らは宗教も文化も楽器も名前さえも奪われても、そこから西洋の楽器であるドラムス、ラッパやギターを借りたにもかかわらず、奏でる音は黒人音楽の特徴を保ち続けたのでメディアにもレコードにも取り上げられなかった。そこからは音楽家の闘いであった。黒人のみを対象にするか、あるいは音楽性を曲げて、白人に迎合するかの苦悩の闘いだったのだ。ジェイムス・ブラウンのファンもPファンク軍団のファンも黒人だけだった。
ヒップホップは新しさを自分の手で作り出し、黒人らしさを保ったままなのに白人にも受けた初めての音楽だ。今米国音楽のランキングは常に3/4くらいは黒人音楽が占めている。これはほんの10年の出来事なのだ。
またカリブ・アフリカなど他地域の黒人音楽も音楽産業の中心米国と関わらないのに世界に広がったのは黒人音楽が今日受け入れられたのはたまたま音楽産業の中心アメリカにあるからだけではないことを証明している。アメリカ黒人音楽も、カリブ黒人音楽もアフリカ黒人音楽も全ては自分たちを支配したそれぞれの白人の音楽と融合し、その音楽性を特徴としながらも、中核部にアフリカで育んだリズムとソウルを持っているのである。
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