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おわりに/02.筆者と黒人音楽
筆者が黒人音楽に始めて出会ったのは中学時代で、洋楽では白人のロックより早く出会った。ジェームスブラウンのファンクがラジオから流れてきて、ひたすら繰り返すリズムと異様な熱気にわけのわからない衝撃をうけ、たちまちとりこになっていった。その後も様々な音楽を聞きあさったが、どうしても黒人音楽が一番で、それ以外のものは物足りなく感じてしまう。
時代・ジャンル・国籍問わず共通するこの黒人音楽の魅力の謎を解くためにこの論文は書かれた。それによって始めて発見できたことが幾つもあった。アフリカの土壌、逆境に対する抵抗・団結・ソウル。そして支配者の文化との出会いと融合。アメリカの音楽産業の世界的規模の影響力。それら全てが黒人音楽の魅力を解く鍵であった。
黒人音楽をジャンルや時代にわけず、また音楽のみでなく社会や黒人の思想までを含めて理解し、これを読むことで黒人音楽が今までと違う発見、聴き方に繋がればと思う。
最後に日本について。日本人は黒人と比べるとアメリカから独立を保ち、文化的強制もなく、文化のアイデンティティーを保てる立場にあるはずなのに自らアメリカニズムに仕い、自分の音楽・文化・価値観を捨て、見失っている。日本人も少しは黒人を見習うべきだと思う(真似をすると言う意味ではない)。
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